年金支給を68歳から70歳の範囲で検討開始(厚生労働省)

2011.10.12|増税

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厚生労働省は、年金の支給開始年齢を現行の65歳から引き上げることについて検討に入った。検討している支給開始年齢は、68歳から70歳である。この年金支給開始年齢の引き上げについては既に他の先進国でも引き上げが実施されていることから日本も引き上げは近いのではないかと言われていた。今年の春では、厚生労働省は年金の支給開始年齢の引き上げは65歳で据え置くと言っていたので、短期間での方向転換に驚く。

実際、近い将来には年金の支給開始年齢は68歳以上に変更されるだろう。最初の年金支給年齢は60歳からなので、その差は8歳である。8年間も支給されないとするならば、月額16万円のモデルケースでも年間192万円。8年間であるならば1536万円も支給金額が減ることとなる。

既に決まっている点は、
男性は2025年度から60歳からの支給は廃止され、一律65歳からの支給開始となる。
女性は2030年度から60歳からの支給は廃止され、 一律65歳からの支給開始となる。

男性は14年後、女性は19年後である。14年後に65歳になる現在の年齢は51歳。男性は現在51歳ならば、65歳からの支給が決定している。女性は19年後に65歳となる現在の年齢で見ると46歳である。現在、46歳以上の女性は年金支給開始は65歳からとなる。

今回検討されている支給開始年齢68歳から70歳というものは、上記の年齢よりも若い世代である。今回の検討でターゲットとなっている世代は男性は40代、女性は30代後半であると言えるだろう。バブル入社組である。
この世代はギリギリ正社員としての地位を確保し、結婚、住宅ローン、マイカー、養育費を支払っている世代でもあり、大企業の係長、課長になっている世代である。

これよりも若い就職氷河期世代と言われる年齢が存在している。この世代では、今後ますます年金支給が検討され、70歳支給開始も確実に無理となるだろう。もっと高齢からの支給となっているだろう。
はっきりいって就職難で低賃金労働、一人暮らしをしている人は食生活も悪く、75歳、80歳と生きる人は少ないのが現実だ。

年金は支払っても無駄と言える現実が理論上実現しようとしている。年金は理論上破綻しません。しかし、あなたは30年以上支払い続けてきましたが残念ながら生涯支給対象外でしたという状況となる。

今の若い世代が既に老後不安を抱えているのも当然であろう。60歳支給の時代は、年金も殆ど支払わずに8年間で1536万円も支給されてきたのである。生涯所得は全く違う。それなのに団塊世代やバブル入社組は、若者は節約するな貯金するな。浪費しろ、クルマを買えという。
正社員になる椅子取りゲームの音楽はもう奏でていない。先に座った人は、ずっと椅子を譲らない。そんな時代である。

バブル崩壊後、年収は年々減少し、社会保障の負担はますます増加している。10年前にはボーナスに社会保険料の支払いがなかったというと今の若者は驚くだろう。

そして、東日本大震災が追い打ちを掛ける。復興にかかる増税は莫大であり、消費税も増税される。パート労働にも社会保障の負担が重くのしかかる。

若者はこの先どうすればよいのか?少子化対策で子ども手当のバラマキをする以前に検討しなければ行けないことは多々ある。

コメント一覧
  • 目下、審議案件となっているこの年金68歳~検討、についての
    貴殿のこの解説は解釈が間違っていませんか?
    特に、コピペ→男性は14年後、女性は19年後である。14年後に65歳になる現在の年齢は51歳。男性は現在51歳ならば、65歳からの支給が決定している。女性は19年後に65歳となる現在の年齢で見ると46歳である。現在、46歳以上の女性は年金支給開始は65歳からとなる。
    今回検討されている支給開始年齢68歳から70歳というものは、上記の年齢よりも若い世代である。
    ←、他のサイトのどの解説を読んでもこの意味にはならないので。疑問。


    2011年10月19日 3:55 PM | 通りすがり | このコメントに返信

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