復興増税は震災復興には使われず、ますます増税の流れに

2011.9.17|増税

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東日本大震災による復興増税が第1次、2次、3次とかなりの規模で大増税がされている。しかし、実際に被災地へ行くと、この増税された政府の資金はどこに使われているんだろうと疑問に思うはずです。
被災地へボランティアへ行くと、瓦礫を民家戸別に片付けるのは個人所有者またはボランティア団体である。遠くで見える重機を使って瓦礫を撤去しているのも実はボランティアである。
その資金は義援金などの寄付金から成り立っている。ボランティアが活動するときの飲料水や弁当、草刈機などの道具なども寄付金である。道路などは既にかなり修繕されており、これから更なる資金が何兆円と掛かるとは思えない。
実際に今回の東日本大震災で被害が大きいところは、津波の被害を受けたところで沿岸部分の民家などがもっとも大きい。

この政府が増税を10兆円以上と、阪神淡路大震災と比較して、集めている資金であるがボランティアでの実体験でどこに使われているのか疑問が思えた。大規模半壊など戸別の基準で寄付金を分けたりもしている。震災直後の食料などを持ち込んだのもボランティアや寄付金である。

政府の増税分が何に使われているのかを調べてみると、9月16日の朝日新聞に掲載されていた。

タイトルは「復興予算盛られたが」、「がれき山積み家再建も進まず」、「1次・2次補正計6兆円」

瓦礫が山積みになっているのも、最初に集めるのはボランティア団体などである。これを一箇所に最終的に集めているのが仮置き場といわれる場所である。この場所は、新聞やニュースで写真が掲載されている瓦礫の山である。この山を最終的に処分するのが政府である。しかし、現状は山積みのままである。つまり、ここにはまだ予算が使われていない。
政府はこの瓦礫撤去に4200億円を今のところ予定している。

住宅の被災に応じて支払われる「被災者生活再建支援金」とは、住宅建設や購入をする場合、最大200万円を補助する制度である。1次、2次で用意した資金は3520億円である。しかし、この半分もまだ使用されていない。この点もボランティアへ行くと分かるが、まだ最建築する段階ではない人が圧倒的に多いからである。

ここまでの話は、まだましな方である。
国交省が用意した1100億円(1次補正予算)は、災害公営住宅を建築する費用であるが、まだ1件も建設されていない。
県道や市区町村道路で110箇所が通行止めであるが、新ルートが決定できず、着工されないままである。現段階で通行止めの改善には2割しか使用されていない。

そこで週間ポストの記事が目に付く。
「復興増税」で3LDK・家賃4万円の官邸を建てる(財務省)
という記事があった。週間ポストなので大げさに記事を書いているのは当然などであるが、復興増税の予算が国民が想定しているような使われ方をしていないことが分かる。

この疑問は、実際に被災地へボランティアに行く多くの人が思うことだろう。
震災の被害を元に戻すための予算なのだろうか?それともニュータウン構想で過剰設備を天下り団体が建設する予定の資金なのだろうか。バブル期の使われない堤防や使われない施設などの建設に今回の増税もきっと使われるんだろうなぁと思える。そんな状況である。国民はもっと増税される復興増税が実際に何に使用されているのかをもっと関心を持ったほうがよい。

コメント一覧
  • たとえ「震災復興税」の名目で増税しても、その税収は肝心の震災復興へはほとんど回らないだろう。何故なら、「震災復興会議」の冒頭から最後まで、増税議論に終始した経緯を見て、何か感ずるものがあったはずだ。何をどのようにどのような手段で復興するのか?は、遂には出なかった。「復興会議」の名を借りた、別目的の増税会議だったという事だ。その正体は分かっている。長年、役人と政治家が年金を税金の一種だと思って使い込んだ分の穴埋めが、彼らが企む増税の本当の目的である。年金制度が貯金と同じものなら、670兆円が積み上がってなくてはならない。ところが、政治家と役人が使いたい放題使い込んでくれたお陰で、今では残高が130兆円しか残っていない!年金は毎年50兆円ずつ還付しているので、年金制度は風前の灯火なのだ。この実態が国民にバレない内に、役人は天下り、政治家は花道引退を飾り議員年金の暮らしへ入りたいのだ。彼らが現役時代中に年金制度が崩壊しては、天下りも花道引退も夢に終わってしまう。そこで、崩壊時期を遅延させる手段として、震災復興増税を大義名分として増税を目論んでいるのだ。その税収を年金の540兆円という使い込み分の穴埋めに転用したいのだ。かくして、震災復興へは、わずかしか金は回らないという事だ。


    2011年10月12日 8:34 AM | ゴンザレス | このコメントに返信

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