高速道路無料化実験の凍結(廃止・中止)

2011.5.23|増税

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高速道路の無料化実験を行っているところについて、6月中旬から下旬頃には無料化実験を凍結(廃止・中止)をすることが決定しています。また、ETC割引の土日・休日の上限1000円についても廃止が決定しています。

大分県などの大分インターチェンジから佐伯インターチェンジなど合計82キロが無料化実験をされていた。今後、さらに高速道路の無料化実験を拡大する予定であったがすべて凍結されてしまった。
現在、高速道路の約2割の場所で高速道路無料化実験を行っている。この無料化実験は廃止されるため、利用者の影響は大きいと思われる。それ以上に無料化により恩恵を受けていた観光業も廃止後は、他県からの観光者は減るだろう。その分、バスや鉄道などの公共機関の利用は増えるだろうが、この不景気の中、震災による自粛イメージも強まり、微増であれば良い方だが下手をすれば、高速道路の無料化と公共機関をあわせても確実に前年割れの観光収入になるのは確実だろう。

その他にも高速道路は、土、日、祝日にETCを搭載した一般車、軽自動車を上限1000円という大幅割引を行っていた。自動車を保有する人、レンタカーを利用する人で、特に家族が多い人にとっては、今まででは考えられないような破格な割引で遠方の他県まで、日帰り観光や宿泊など、気軽に楽しめていたのだ。この地方の観光については経済効果は、かなりのものであっただろう。仮にこれが新幹線などの利用ならば、数千円で済むものが家族で移動すれば往復で10万円オーバーも十分に起こりうる。なかなかこの不景気の中、これだけの出費をして観光を楽しもうと思う人は、若い世代の家族連れほど少なくなるだろう。一方、高齢者は自家用車で長距離運転は体力的にしんどいなど、公共機関を利用したいという人も多いだろう。
そもそも公共機関も若者には非常に冷たい。団塊世代の退職者ほど、JR東日本の大人の休日クラブなどを利用して割引を受けることが出来る。若者は定価もしくは回数券割引くらいである。観光業は、この様な感じで総合的に年配の人をターゲットにしている点が大きい。
しかし、この高速道路無料化やETC割引の土日・祝日上限1000円は、若い世代の家族連れの観光地への誘致を強めたのは確実だろう。だが、これらの経済効果は6月中旬以降にはすべて失われてしまう。

増税ばかりの話しかなく、将来の不安ばかり聞こえる中、観光を安く(とは言っても増税されているので10年前よりも総合的に割高)だが、楽しみをどんどん奪い取る日本の政治は、国民をどこまで搾取するのだろうか?取られるだけ、取るのではなく、何らか楽しみも欲しいものである。
奪うだけ奪う政治。隠蔽する政治。国民はまだまだ耐えなければいけないのである。社会保障維持の増税など、まだまだ家計負担は増加の入り口でしかない。

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